現在位置
トップページ >
広報・広聴 >
市政だより >
市政だより2011年7月号トップ >
まちの主役

仙台市政だより まちの主役

フリーペーパーから広がる地域づくり

お!宮町地域情報編集局

地域に住む方々が地域の課題に注目し、解決方法を考え、実践に移す。そんな地域づくり活動が市内各地で生まれつつあります。

青葉区東六地区では、地域の皆さん自ら、フリーペーパー(情報誌)「038Press(おみやプレス)」を発行し、情報を発信しています。

毎月約20人のメンバーが集い、活気にあふれる「お!宮町地域情報編集局」編集会議。その舞台となる東六地区は、青葉区宮町、小田原などJR仙台駅に程近い25の町内会からなる地域です。これまで、市の「まちづくり活動助成」を活用しながら、地域のシンボルである東六番丁小学校のエドヒガンザクラにヒントを得た「東六小の桜と音楽を愛(め)でる会」を開催するなど交流を深めてきました。

そんな中、「さらに心の通い合う地域づくりを進めるには、まちの魅力や課題を発掘し、地域の方々の関心を引き出しながら活動の担い手を増やしていくことが必要ではないかと考え、情報誌の発行を目指しました」と東六地区連合町内会長を務める海老(えび)一朗さん。

3月1日発行の「創刊準備号」

▲3月1日発行の「創刊準備号」。地域内の全戸に配布した。イベント、歴史、商店など話題満載

そこで、昨年3月から7カ月にわたり、プロの講師を迎えた「取材・編集力向上講座」を開催することに。参加を広く呼び掛けたところ、他地域で情報誌を発行したいと考えていた人や、大学の研究室でまちづくりを考える学生などを含む、幅広い層の方々が集まりました。地域内のメンバーに限定しなかったのは「ノウハウを自分の地域に持って帰って、そこでまた地域づくりを行ってもらえばいいから」だと、編集長を務める千葉富士男さんは語ります。

10月には、講座参加者を中心に「お!宮町地域情報編集局」を結成。グループ討議を重ねるうちに、発信したい地域の宝が見えてきたという編集員の皆さんは、おのおのが持つ興味や特技を生かして個性豊かな紙面を作り上げ、ついに今年3月に「創刊準備号」を作成。年4回の発行を目指します。震災で3月の編集会議こそ開けなかったものの、4月には活動を再開、今月「創刊号」を発行します。

ただ、目的はあくまでも地域づくり。情報誌はその有効な手段と捉えています。編集局が重要な課題の一つと考えているのが商店街の活性化。地域のお店周遊ツアーを行うなど、魅力の発掘に力を注いでいます。また、外国人が多いこの地域の国際化への対応を話題に取り上げることも視野に入れるなど、幅広い観点から東六地区を捉え、発信していきます。

地域づくりワンポイント情報

【まちづくり活動助成事業】

各区では、地域の課題解決や地域コミュニティーの活性化、地域の特色を生かして魅力を高めることなどを目的に、区民の皆さんなどによる団体が創意工夫を凝らして自主的・自発的に取り組むまちづくり活動を支援しています。

(問)区役所まちづくり推進課

このページのトップへ戻る