7月23日(土)から公開!
▲(1)支倉常長像
市博物館所蔵の国宝「慶長遣欧使節関係資料」が、ユネスコ記憶遺産候補として推薦されることになりました。使節団がヨーロッパに向けて出帆してから400年目に当たる平成25年に、登録されるかどうか決定します。
▲(2)ローマ市公民権証書
▲(3)祭服
慶長遣欧使節関係資料は、伊達政宗がヨーロッパに派遣した支倉常長の持ち帰った品々です。
常長自身の「肖像画」(写真(1))や、常長がローマ市から授与された「ローマ市公民権証書」(写真(2))、キリスト教の祭服(写真(3))など全47点。鎖国直前の日欧外交史に関わる資料として高く評価され、平成13年に国宝に指定されています。
博物館では、7月23日(土)から企画展「館蔵名品百選」を開催。慶長遣欧使節関係資料も全点まとめて展示いたしまする。
詳しくは『講座・催しページ:博物館の催し』をご覧くだされ!
伊達武将隊・
伊達政宗
ユネスコ記憶遺産
伊達武将隊・支倉常長
ユネスコ※が世界の史料遺産の保存等を目的に、平成4年から行っている事業。平成23年5月現在、アンネの日記やフランスの人権宣言など238件が登録されています。今回、日本からは「御堂(みどう)関白記」(平安時代の貴族・藤原道長の自筆日記、国宝)も推薦されました。
※ユネスコ…正式名称は国際連合教育科学文化機関。世界の国々の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進に寄与する国際機関です
慶長遣欧使節は、慶長18年(1613年)、仙台藩とイスパニア(スペイン)との貿易の実現という政宗の夢を託され、航海に乗り出しました。
「奥州・仙台おもてなし集団伊達武将隊」(写真左)は、震災後に全国から寄せられた支援への感謝の気持ちを伝えるとともに、仙台・宮城の観光キャンペーンを行うため、各地を訪問しています。