道路
落下した橋、仮橋により通行可能。
一日も早い交通確保へ、仮橋による応急復旧を展開。
太平洋沿岸を走る国道45号は、巨大津波によって各所で寸断され、橋桁が流出するなど大きなダメージを受けた。道路啓開が完了した所から応急復旧を進め、橋梁流出箇所も迂回措置や仮橋による対応が展開された。仮橋の延長210.6mとなった気仙大橋(岩手県陸前高田市)も、河川の浚渫作業後に仮橋本体の工事にかかり、わずか61日で完成。7月10日に2車線での交通確保が可能となった。
応急復旧が早かった理由には、震災直後から建設業者が作業に入ったこと、復旧対策に現地での作業方法の検討を活かし、応急組立橋の設置など技術的に工夫できたことなどがある。
- 震災後1ヶ月のH23.4.10で応急復旧が終了し、国道45号、6号(原発規制区間以外)全箇所の通行を確保。
- H23.7.10の気仙大橋仮橋の完成により、広域迂回を全て解消。
- 現在、震災被害のあった箇所について、順次本復旧を推進中。
国道45号の被災状況
国道の進捗状況(国施工)
- 直轄国道の本復旧については、流出した橋梁を除き、完了済(全体延長の97%)。
- 流出橋梁5橋は、まちづくりと一体となって整備する予定。
- 平成23年7月10日に原発影響区間を除き広域の迂回路を解消
- 原発影響区間は、平成23年12月26日に本復旧完了