海岸
海岸堤防19,970m、緊急復旧。
余震・津波の危険がある中、4海岸7工区で堤防の緊急復旧工事を実施。
仙台湾南部海岸は、津波によって海岸堤防が各所で決壊、流失。海と陸が交わる汀線が陸側に食い込むなど、大きく被災した。海岸の背後には仙台市などの市街地をかかえるとともに、JR常磐線、国道6号、仙台空港などがあり、早急な復旧が必要に。そこで、仙台海岸、名取海岸、岩沼海岸、山元海岸において、4月から緊急復旧工事を実施。ライフジャケットを装着し、ラジオで津波情報を確認しながらの工事だった。これにより、高潮時の海水侵入や内陸域への浸食を防ぎ、また波浪や高波に備える防止対策が8月末に完了した。